『カレーライスの女』戦略と、宇多田ヒカルのColorsを1万回聴いた男。
同じ曲を、その1曲だけを毎日リピートして聴いたことありますか?
ある特定の曲をずっと毎日何度もリピート。
しかもそれを1年間ずっと。ずっと。ずっーと。
こんにちは、Abekoです。
ちなみにホラー話ではないです。
『怪談 呪いの子守歌』とかでは全くないです。
あぁ、あの子の泣き声が耳から離れない、とかではないです。
僕、こう見えてホラーと絶叫マシンが全くダメなんです。
それでも、よくお化け屋敷と絶叫マシーンに連れていかれて悲惨な目に合うんですけど、どうにかなりませんか?
あ、そうそう、リピート曲
ipod nano
好きすぎて好きすぎて、
聴き過ぎた曲が、
宇多田ヒカルの『Colors』なんです。
たしかその頃 ipod nanoで聴いてて、
『何回リピートしたか』が測れて、
「Colors」だけで余裕で3千回超えていたような…。
好きな曲、1日10回以上は聞くけど、
まさか1年続くとは…。
下手したら1万回は聴いていると思う。
そして確信したね、俺、若干アスペだな。
ところで、知ってる?
ipod nano 笑
Colorsは名詞
メロディーもいいんですが、歌詞が好きなんです。
共感するような歌詞ではなくて、全て色を使った心情描写です。
女性側目線で、出会った瞬間から最後は男に愛想を尽かせて去っていく歌詞なのに、
『全てを比喩表現のみ』で表してるんです。
男も女も好きも嫌いも、何もかも。
そばに寄り添ったり、落ち込んだり、励ましたり、諦めたり
、去ったり、気持ちがもうなくなったことすら、
全てを比喩のみで表した歌詞なんです。
一般人が気持ちを形容詞で表現するなら、
宇多田ヒカルは名詞のみで表現していた。
色にとらわれて、
『あ、色んな色がある歌だ』
と思っていたが、
奥が深すぎて驚愕した。
歌詞とはこういうものか。
芸術作品とはそういうものか。
『カレーライスの女』戦略
そういえば、つんく♂がプロデュースしていたソニンの代表曲を知っているでしょうか?
『カレーライスの女』って曲なんですけど、これです。
ソニンを売り出した曲ですね。
これ、『裸エプロン』なんす。
CDのジャケットも裸エプロンで、
スプーンも持って、
いかにも『今からカレーライス作ります』って感じ。
これも、『ザ・裸エプロン』って感じでしょう。
CDのジャケットもそんな感じで、衝撃的でした。
『カレーライス』に『裸エプロン』に『スプーン』って。
ちなみに僕買ったので、実家にあります。
曲調もキャッチ―で聴きやすいです。
元々歌が上手いですからね、ソニンは。
確か今はミュージカル女優をやっていたはずです。
そして、歌詞の内容は少し切ないです。田舎から出てきた女の子が、男と別れて、何にもなくなっちゃったけど、カレーライスを作れることだけが今のわたしの財産。
ってみたいな歌詞。
是非聴いてみて。
単純な題名と
これだけキャッチ―な曲と
派手な裸エプロンのジャケットと、
派手なプロモで全然気づかなかったんだけど、
歌詞に『カレーライス』なんて一言も書いてないの。
『カレーライスの女』って題名つけるだなんてかわいそう!
もっと素敵な題名にして、はだかエプロンじゃなくって、もっと清純派な感じで出してあげればよかったのに!!!!
つんくひどい!!
って思う人もいたかもしれない。
でもそんなことをしたら、
歌詞のとらえ方が『カレーライス』ではなくなってしまうんだなと。
肉じゃがや、コロッケ、チャーハンとかシチューになってしまうんだと。
裸エプロンで脚光を浴びて、
題名の『カレーライス』で歌詞の補足と
インパクトを出して、
そして売り出したのか。
やりよるな、つんく。
宇宙でLa Ta Ta
ちなみに僕は太陽とシスコムーンの『宇宙でLA TA TA』も密かに好きなんですけど、
マツコと完全に曲の趣味がかぶってることを前にテレビで知った。
妙なダサさがグッとくる。