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Dr. Abekoの免疫学講座+α

アメリカでT細胞の研究してる皮膚科医の免疫学講座

Resident memory T cell(2)

Resident memory T cell その2

 

前回の続き

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皮膚や肺、消化器の炎症性疾患で、かつ疾患の場所が限局しているところは

やはり、Resident memory T cellがずっと炎症を起こしているのではないか

と言われている。

 

特に太字の疾患はもう『Resident memory T cell』による疾患であると、

証明されている。

 

 

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CD103はEカドヘリンのリガンドであり、

(★リガンドはペアの相方ってこと:リガンドとレセプターの関係)

上皮細胞(角化細胞)の細胞同士くっつくけるためのタンパク(細胞間橋)の一部がEカドヘリンであり、そのリガンドがCD103.

よって、CD103陽性のResident memory T cellは

上皮内に入り込みやすくなる。